はちみつ茶房
ミエルと申します。イラスト描き。ただいまの目標はフランスでの絵本の出版。一児あり。
パリの桜
kanzan
現在パリのあちこちで満開の八重桜「関山」

今年は桜の開花が早い。
去年一昨年に比べて2週間位早いのではないだろうか。今年は1月など零下続きで久々の寒波だったと言うのに、早咲きの桜はもう3月半ばから咲き始めた。一昨年は日本人が花見に集まる ソー公園 Parc de Sceaux に、4月半ば近くに行ったらまだ全くの蕾だった。その年は暖冬だったので早いと思ったら前の年より遅かった。開花は直前の気候が関係するのだろうか。

ソー公園の桜は奥のピンクの木立と言われる場所と、白の木立と言われる手前の場所がある。白の方はヨーロッパ系の桜でサクランボのなるセイヨウミザクラ、ピンクは八重桜の関山。
しかしやはり私にとっては、桜というとソメイヨシノのような、あの儚げな薄ピンクの花なんだな。
パリの街路樹にも春になると花をつけるものは多く、桜に見えるものもよく見かける。
その中には薄ピンクのものもあり、それらはソー公園の桜より私のイメージする桜に近かったりする。
桜にそっくりでもスモモだったり、アーモンドだったりすることもあるようだが、近所の小さな木は花といい葉といいどう見ても桜に見えるので気になっていた。

植物には全然詳しくないけど、かつて図鑑を見るのが好きな少女だった私は、前からパリ市内であちこちで見かける街路樹の正体が知りたかった。そうしたら、通り名を調べることのできるサイト発見。逆に学名から検索して植えてある場所を知ることも出来る。オープンデータパリというサイトで、街路樹だけではなくいろいろなことが調べられる優れモノ。

街路樹を調べるのはこのリンクから。
http://opendata.paris.fr/explore/dataset/arbresalignementparis2010/

公園や庭園などはこちらから。
https://opendata.paris.fr/explore/dataset/les-arbres/

昔からある木は入力されてなかったりするが、うちの近所など最近植えられたものが多くほとんど調べられた。
まずは、私が日本の桜に似てると思ったものは下の画像で、やはり桜だった。3月20日撮影。

 prunus_x_hillieri _spire
prunus x hillieri ‘spire’
日本のサイトで調べると、そのままスパイアー。ヤマザクラ系の雑種ということ。日本の桜に似ているけど、ヨーロッパ生まれのようだ。オープンデータで学名から調べるとこれが植えてあるのは家のすぐ近くともう数箇所で少ない。でも可憐で好きだな。
このスパイアーは早咲きで、3月の半ばにちらほらと咲き始めたけど、同じ時期にはプラムなどがすでに満開だった。

以下3種類は桜ではないが、3月半ば、全てうちの近所で見かけたもの。

Prunus_x_blireana.jpg
Prunus x blireana ブリレアナプラム。一説によると日本の梅が入っているとか。

Prunus_cerasifera.jpg
Prunus cerasifera ベニバスモモ。その名の通り、赤紫の葉をつける。

Poirier_de_Chine.jpg
これは私有地で、下に廃線跡があって柵越しに撮ったので、近くで見てないからよくわからないけど、同じ時期に街路樹でよく見かけるものと同じならば、マメナシかなあ。

P_ceinture.jpg
ついでにマニアにはたまらない下の廃線跡の写真。Petite Ceintureといって、パリの輪郭を描くようにぐるりと一周していたけど1930年代に廃線となった。でもうちの近くとか一部残っていて、鉄道ファンなどがよく写真を撮っている。

以下は今現在。まず、上にも載せたけど、今満開の関山。
これもうちの近所。

kanzan.jpg
パリで一番良く見かける桜。気候に合ってるのか、フランス人にはこういう華やかな桜のほうが受けるのか。
その一角に妙な木が1本。

cerisier_bicolore.jpg
あれ?白っぽい花が。別の木が紛れ込んでるのか。

cerisier_bicolore4.jpg
cerisier_bicolore2.jpg

いえ、一本の木から出ている。

cerisier_bicolore3.jpg
アップ。しかも種類が違う。白い方は一重。

桜は1つの木で2色咲くことはないと読んだし、そもそも種類が違うし、おそらく接ぎ木か。

次は薄ピンクの小さめの八重桜、こちらも今満開。

rue_esquirol.jpg
Prunus serrulata 'Amanogawa' 天の川。
ここはrue Esquirolといい、うちと同じ13区内だが、少し離れたところで、自転車でよく通る。ゴダールの初期作品、かの有名な「女と男のいる舗道」のラストシーンの通り。当時の殺伐とした面影はもうない。この桜も10年ほど前に植樹されたばかり。
天の川は13区に結構植えられているようだ。
下の花のアップはうちの近所で撮ったもの。
amanogawa.jpg



さて最後におまけ。

Toona_sinensis_Flamingo.jpg
Toona sinensis 'Flamingo' チャン・チン フラミンゴ 別名唐変木。
5区と13区を隔てるbd. St Marcelに数年前から見かけるようになった。一見花かと思うようなピンク。まずピンクの若葉がでて、次第に薄黄色になり、緑になるそう。
 
【2017/04/05 02:47】 | パリ | トラックバック(0) | コメント(0) |
スタンプ作りました
eggplant_papa

初めてのスタンプは、高校の時の落書きがもととなっている。
フランス語の作って、と友人からのリクエストもあったし、同じ落書きならガテン系おっさんも考えていたけど、この野菜キャラ下絵描いてるうちに結構ノッて来てこれを第一作とした。
日本語表示にしてもこちらだとユーロ表示になってしまうが、日本だと120円のはず。コインだと50コイン。

承認まで以前は数カ月かかったけど最近は早くなったらしい。しかしやはり早くて1ヶ月か、と思っていたら10日で承認が来た。
予想外のスピードだったのでまだあれこれ調べていないが、どうもリリースは、木金の夜がいいのだとか。
ちょうど承認が来たのが、金曜の朝なので、日本時間夜ならこちらの昼過ぎか、今を逃すと来週になるかな、では、と昼過ぎにエイっとリリースボタンプーッシュ。

・・・・・あっという間に埋もれました。一瞬だけ、トップに表示されたと思ったら1、2時間後には15ページ目辺りに、その後はもうどこにあるのかわからない。

そのあと別の記事を読むと、承認来たからと言って急いでリリースボタンを押すべきでない、ラッシュの真っ最中にリリースすると、すぐに埋もれて誰の目にも止まらない、と。ラッシュが収まるのを待つべきだとか。しかしもうおそーい。
てなわけで今さまざまな方法で宣伝を試みてるけど、一向に芳しくありませんな。



【2017/03/31 08:19】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
オハイオプディング
実家にある母の古い料理本に載っていて、ずっと気になっていたお菓子、オハイオプディング。

avec_sauce

日本語で検索したらヒット件数はゼロだったので、おそらく今はほとんど作られていないのではないだろうか。
つまりネットで紹介するのは日本語だとこれが初めてなのかも。

Ohio Puddingで検索すると英語のサイト幾つかにヒットするけど、やはり古いお菓子のよう。
紹介のみで実際作った人はそうないのか、バリエーションは少なく、画像は小さなものが1件見つかったのみ。
もしかして今世紀入って日本で作られたことはないのでは?
ニンジンやじゃがいもが入っていて、「複雑な味のする」と書いてある。
一体どんな味なんだろう?

というわけで作ってみた。
レシピでは蒸して作るのだが、うちには蒸し器がないので、焼きプリンの要領で、お湯張った耐熱皿に型を入れて蒸し焼きにした。
cuit

これが思いのほかいける。もっちりした食感はじゃがいものすりおろしがはいっているためか。
上にかけるソースは牛乳とバターが入ってるけど、プディングそのものはバターも卵も入ってなく、すりおろしたニンジンが入ってたりで、カロリーもそう高くなさそうだしヘルシー、でも濃厚な風味で食べごたえがある。
ヴィーガンにもおすすめできるかな。

sans_sauce.

プディングと言っても、英語で言うプディングは必ずしもプリンのことではないので、これはどちらかと言うともっちりしたフルーツケーキといった感じだろうか。
次回はソース作らなくてもいいかな。

couverture

林とし著 「新しい料理」 光文書院
母が結婚する時に持ってきた料理本で、これはすでに何版目かで昭和34年か35年発行だったか。
初版は昭和32年くらいだったと記憶している。
今手元に持ってきてない上、発行年月日写真に撮るの忘れたのでちょっとうろ覚えだがそんなもん。

当時としては最新の料理やお菓子のレシピがいっぱい。
私が幼い頃には食べたこともなかったスコーンもマフィンもアップルパイ、レモンパイも載っている。
特にマフィンとスコーンが一般に広まったのなんて、80年代に入ってから、つまりこの本が出て20年以上経ってやっと知られるようになったのではないだろうか。このレシピはアメリカ式なので、イングリッシュマフィンではなく、カップケーキ式のマフィンだが。
オハイオプディングの英語のレシピ見て、気づいたのは、この本に載ってるレシピと寸分違わないこと。
ほかのレシピの記述から、著者の林としさんはアメリカで色々なお菓子を学ばれたよう。

西洋野菜についての記事には、今でも日本では珍しいポロネギや、アーティチョークまで紹介されている。
中学の時、初めて手作りのカスタードプディング作ったのも、高校の時初めてアップルパイ作ったのも、この本のレシピで。
アップルパイは「アメリカのご婦人に習った方法で、もとは黒人のおばあさんがラードで作っていたそうです」なんて書いてある。
リンゴをあらかじめ煮ないで、そのまま入れるのもアメリカ風。

最新のレシピが載ってたりするわりには、パーティー用のテーブルが紹介してある巻頭のカラーページは、モノクロに着色したものであるあたりが面白い。この頃はカラー写真ももう珍しくなかったはずだが。
和食のページだったか、レシピによっては、量が匁でも併記してあったり。

recette_ohio

さて、レシピ。

オハイオプディング材料と分量(一〇人分) 砂糖カップ一杯 小麦粉カップ一杯、ベーキング・パウダー小匙二杯、 塩小匙一杯、 重曹小匙一杯 、おろしたじゃが芋カップ一杯、おろした人参カップ一杯、レーズンとカレンズカップ二杯

【 全量当 熟量三,〇五〇C、 蛋白三九g】
作り方
砂糖、小麦粉、ベーキング・パウダー、塩、重曹を量って一緒に振い、ボールに入れます。 レーズンは一粒を二つか三つに切って粉にまぶし、 バラバラにして入れます。 じゃが芋と人参のすったものも加えてよくまぜ合わせ、 ドロッとした たねを作ります。前のプラムプディングと同様に型に入れ、二時間以上煮るか、蒸すかします。 でき上がったところは前のプラムプディングと同じようです。ごく手近な材料で簡単にできる、 しかも複雑な味のするまことによいプディングです。次のオハイオソースをかけていただきますが、 前述のハードソースでもよろしいのです。

★オハイオソース
材料と分量( 一〇人分)
バタ大匙五杯、砂糖カップ2/3杯、エバミルクか牛乳大匙三杯、刻んだクルミ大匙二杯、刻んだ干ナツメ大匙一杯、レモンエッセンス小匙1/4杯
作り方
前頁のハードソースと同じに作ります。


ハードソースは下記を参照。クリスマスプディング用のソース。


ハードソース材料と分量( 一〇人分)
バタ大匙四杯 白砂糖カップ一杯
バニラ小匙一杯 ミルク大匙二~四杯

作り方 小丼にバタを入れ、 温かいところでこねて柔らかくしながら砂糖とミルク、 バニラをまぜ合わせてクリーム状にし、 熱いプディングにかけます。 プディングが熱いのでかけるとバタが溶けてしみ込んでいきます。 クリスマスに必ず食べる濃い味と強い香りのする、日本の練羊羹とも言うべき上等のプディングです。


で、「日本の練羊羹とも言うべき上等のプディングです。」と言うのはクリスマスプディングのこと。
練り羊羹に例えるというのも昔ならではと言った感じ。
それにしても「まことによいプディングです」ってのがなんか素敵。

最初は全体を半量にした以外は分量通りに作ったけど、かなり甘いの次回は砂糖をちょっと減らしてみよう。
レーズンからも結構甘みが出る。

ちなみにこちらは英語のサイト。元が同じようで、上記と全く一緒。
これが一番元なのかはわからないけれど、出典は"The Boston Cooking School Cookbook, 1938" だそう。
ほぼ80年前。

http://www.yesterdaysrecipes.com/recipes/ohio-pudding

【2017/02/20 08:15】 | 食いもん | トラックバック(0) | コメント(0) |
久しぶりなので
数年ぶりの更新なのでとりあえずテスト。
私のポートフォリオです。
トップページにアーティスト一覧が表示されますが、かなり下の方に沈んでしまってる。閲覧があれば浮上する気がするので、下をクリックしていただけるとうれしいです
http://kajita.ultra-book.com/portfolio

ultrabook_kajita

【2016/12/15 01:54】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
サロン・デュ・リーヴル 2012
SDLinvit3.jpg

16日から19日までパリの南端、ポルトドベルサイユで開催されているサロン・デュ・リーヴル。毎年私がブログでレポートしてるのは冬の初めに郊外で開催されている児童書のサロンだけど、こちらは一般、児童書含むすべてのジャンルのブックフェアです。
今年の招待国は日本で、日本の作家、漫画家らが招かれてます。顔ぶれは こんな感じ。

15日にオープニングがあったので行ってきました。
上の画像がオープニングの招待状。この招待状に私のイラストが使われるはずだった。‥私の脳内では、ですが。年末にイラストコンクールに参加すると息巻いてたのはこれです。この招待状のイラストは一般公募だったのです。私は選外でしたが、そんなわけで参加賞として招待状をゲットしたわけ。採用された折り鶴のイラストはシンプルかつ今流行のスタイル、テーマの日本とも合っていて、まあ妥当ですわね、ふん。

SDL_STAND
会場はこんな感じ。

SDL1.jpg
招待国、日本のコーナーです。

ministre
中央、横向きの方は多分ミッテラン文化相。

SDLillu2.jpg
折り鶴の絵のほか、最終選考の残った18作品が展示されているコーナー。折り鶴は異議ないけど、ほかは1、2作品以外は、、、うううーん、400越える作品から18作品に絞られた結果がこれか‥。って選外の私がなんか言ってもやっかみみたいになってしまうので以下略。オフィシャルサイトでも見られるはず。

作家の来場日が、サイトと会場に置いてあるプログラムとで違っているんだけど、どちらが正しいのであろう。また面白いことあったらレポートします。 


【2012/03/17 10:30】 | カルチャー | トラックバック(1) | コメント(4) |
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イラスト描いてます。
怠け者なので、
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