はちみつ茶房
ミエルと申します。イラスト描き。ただいまの目標はフランスでの絵本の出版。一児あり。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 |
オハイオプディング
実家にある母の古い料理本に載っていて、ずっと気になっていたお菓子、オハイオプディング。

avec_sauce

日本語で検索したらヒット件数はゼロだったので、おそらく今はほとんど作られていないのではないだろうか。
つまりネットで紹介するのは日本語だとこれが初めてなのかも。

Ohio Puddingで検索すると英語のサイト幾つかにヒットするけど、やはり古いお菓子のよう。
紹介のみで実際作った人はそうないのか、バリエーションは少なく、画像は小さなものが1件見つかったのみ。
もしかして今世紀入って日本で作られたことはないのでは?
ニンジンやじゃがいもが入っていて、「複雑な味のする」と書いてある。
一体どんな味なんだろう?

というわけで作ってみた。
レシピでは蒸して作るのだが、うちには蒸し器がないので、焼きプリンの要領で、お湯張った耐熱皿に型を入れて蒸し焼きにした。
cuit

これが思いのほかいける。もっちりした食感はじゃがいものすりおろしがはいっているためか。
上にかけるソースは牛乳とバターが入ってるけど、プディングそのものはバターも卵も入ってなく、すりおろしたニンジンが入ってたりで、カロリーもそう高くなさそうだしヘルシー、でも濃厚な風味で食べごたえがある。
ヴィーガンにもおすすめできるかな。

sans_sauce.

プディングと言っても、英語で言うプディングは必ずしもプリンのことではないので、これはどちらかと言うともっちりしたフルーツケーキといった感じだろうか。
次回はソース作らなくてもいいかな。

couverture

林とし著 「新しい料理」 光文書院
母が結婚する時に持ってきた料理本で、これはすでに何版目かで昭和34年か35年発行だったか。
初版は昭和32年くらいだったと記憶している。
今手元に持ってきてない上、発行年月日写真に撮るの忘れたのでちょっとうろ覚えだがそんなもん。

当時としては最新の料理やお菓子のレシピがいっぱい。
私が幼い頃には食べたこともなかったスコーンもマフィンもアップルパイ、レモンパイも載っている。
特にマフィンとスコーンが一般に広まったのなんて、80年代に入ってから、つまりこの本が出て20年以上経ってやっと知られるようになったのではないだろうか。このレシピはアメリカ式なので、イングリッシュマフィンではなく、カップケーキ式のマフィンだが。
オハイオプディングの英語のレシピ見て、気づいたのは、この本に載ってるレシピと寸分違わないこと。
ほかのレシピの記述から、著者の林としさんはアメリカで色々なお菓子を学ばれたよう。

西洋野菜についての記事には、今でも日本では珍しいポロネギや、アーティチョークまで紹介されている。
中学の時、初めて手作りのカスタードプディング作ったのも、高校の時初めてアップルパイ作ったのも、この本のレシピで。
アップルパイは「アメリカのご婦人に習った方法で、もとは黒人のおばあさんがラードで作っていたそうです」なんて書いてある。
リンゴをあらかじめ煮ないで、そのまま入れるのもアメリカ風。

最新のレシピが載ってたりするわりには、パーティー用のテーブルが紹介してある巻頭のカラーページは、モノクロに着色したものであるあたりが面白い。この頃はカラー写真ももう珍しくなかったはずだが。
和食のページだったか、レシピによっては、量が匁でも併記してあったり。

recette_ohio

さて、レシピ。

オハイオプディング材料と分量(一〇人分) 砂糖カップ一杯 小麦粉カップ一杯、ベーキング・パウダー小匙二杯、 塩小匙一杯、 重曹小匙一杯 、おろしたじゃが芋カップ一杯、おろした人参カップ一杯、レーズンとカレンズカップ二杯

【 全量当 熟量三,〇五〇C、 蛋白三九g】
作り方
砂糖、小麦粉、ベーキング・パウダー、塩、重曹を量って一緒に振い、ボールに入れます。 レーズンは一粒を二つか三つに切って粉にまぶし、 バラバラにして入れます。 じゃが芋と人参のすったものも加えてよくまぜ合わせ、 ドロッとした たねを作ります。前のプラムプディングと同様に型に入れ、二時間以上煮るか、蒸すかします。 でき上がったところは前のプラムプディングと同じようです。ごく手近な材料で簡単にできる、 しかも複雑な味のするまことによいプディングです。次のオハイオソースをかけていただきますが、 前述のハードソースでもよろしいのです。

★オハイオソース
材料と分量( 一〇人分)
バタ大匙五杯、砂糖カップ2/3杯、エバミルクか牛乳大匙三杯、刻んだクルミ大匙二杯、刻んだ干ナツメ大匙一杯、レモンエッセンス小匙1/4杯
作り方
前頁のハードソースと同じに作ります。


ハードソースは下記を参照。クリスマスプディング用のソース。


ハードソース材料と分量( 一〇人分)
バタ大匙四杯 白砂糖カップ一杯
バニラ小匙一杯 ミルク大匙二~四杯

作り方 小丼にバタを入れ、 温かいところでこねて柔らかくしながら砂糖とミルク、 バニラをまぜ合わせてクリーム状にし、 熱いプディングにかけます。 プディングが熱いのでかけるとバタが溶けてしみ込んでいきます。 クリスマスに必ず食べる濃い味と強い香りのする、日本の練羊羹とも言うべき上等のプディングです。


で、「日本の練羊羹とも言うべき上等のプディングです。」と言うのはクリスマスプディングのこと。
練り羊羹に例えるというのも昔ならではと言った感じ。
それにしても「まことによいプディングです」ってのがなんか素敵。

最初は全体を半量にした以外は分量通りに作ったけど、かなり甘いの次回は砂糖をちょっと減らしてみよう。
レーズンからも結構甘みが出る。

ちなみにこちらは英語のサイト。元が同じようで、上記と全く一緒。
これが一番元なのかはわからないけれど、出典は"The Boston Cooking School Cookbook, 1938" だそう。
ほぼ80年前。

http://www.yesterdaysrecipes.com/recipes/ohio-pudding

スポンサーサイト
【2017/02/20 08:15】 | 食いもん | トラックバック(0) | コメント(0) |
久しぶりなので
数年ぶりの更新なのでとりあえずテスト。
私のポートフォリオです。
トップページにアーティスト一覧が表示されますが、かなり下の方に沈んでしまってる。閲覧があれば浮上する気がするので、下をクリックしていただけるとうれしいです
http://kajita.ultra-book.com/portfolio

ultrabook_kajita

【2016/12/15 01:54】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
サロン・デュ・リーヴル 2012
SDLinvit3.jpg

16日から19日までパリの南端、ポルトドベルサイユで開催されているサロン・デュ・リーヴル。毎年私がブログでレポートしてるのは冬の初めに郊外で開催されている児童書のサロンだけど、こちらは一般、児童書含むすべてのジャンルのブックフェアです。
今年の招待国は日本で、日本の作家、漫画家らが招かれてます。顔ぶれは こんな感じ。

15日にオープニングがあったので行ってきました。
上の画像がオープニングの招待状。この招待状に私のイラストが使われるはずだった。‥私の脳内では、ですが。年末にイラストコンクールに参加すると息巻いてたのはこれです。この招待状のイラストは一般公募だったのです。私は選外でしたが、そんなわけで参加賞として招待状をゲットしたわけ。採用された折り鶴のイラストはシンプルかつ今流行のスタイル、テーマの日本とも合っていて、まあ妥当ですわね、ふん。

SDL_STAND
会場はこんな感じ。

SDL1.jpg
招待国、日本のコーナーです。

ministre
中央、横向きの方は多分ミッテラン文化相。

SDLillu2.jpg
折り鶴の絵のほか、最終選考の残った18作品が展示されているコーナー。折り鶴は異議ないけど、ほかは1、2作品以外は、、、うううーん、400越える作品から18作品に絞られた結果がこれか‥。って選外の私がなんか言ってもやっかみみたいになってしまうので以下略。オフィシャルサイトでも見られるはず。

作家の来場日が、サイトと会場に置いてあるプログラムとで違っているんだけど、どちらが正しいのであろう。また面白いことあったらレポートします。 


【2012/03/17 10:30】 | カルチャー | トラックバック(1) | コメント(4) |
りんごのジュレ
gelee_pommes3.jpg

りんごのジュレを作ってみた。 うまくいったのでアップしたくなった。Facebookにも貼ったので、どちらも見てる人たち、くどくてごめん。

 日本ではいちごジャムの次に一般的なりんごジャム、なぜかフランスではほとんど見ない。スーパーにも売ってないし。ジャムフェアで産地直送の専門店に出てたのを見たことはあるのであるにはあるようだが、コンポートの方がずっとメジャーだ。コンポートは冷蔵庫のコーナーにいっぱい売っている。そして、りんごジャムよりはりんごのジュレの方が知られている。パリのスーパーでは見かけないが、ノルマンディの食料品店にプレーンのもの、カルバドス入りのものなどが売っていた。

 秋にさしかかった頃、子どもがアプリコットを大量に買ってもらったのだが、食べきれないうちに痛み始めたのでジャムにしてみた。ジャムは毎朝食べてるが、自分で作ろうと思ったことはあまりなく、その時ももったいないのでジャムにしてみただけなのだがこれが思いのほかおいしくできた。 すぐに食べきってしまい、また新たに作ろうと思ったらもうアプリコットは終わってしまったが、結構簡単にできるじゃない、とその後ジャム作りにちょっと凝った。しかし、うっかりしてると時々焦がしたり、煮詰めすぎたりで失敗することもあったが。

 そして、子どもが急にりんごのタルトが好きになってからしばらく数日おきくらいにタルトを作ってたのだけど、りんごの山を見ながら、よっしゃ今度はりんごのジュレに挑戦だ、というわけで作ってみた。
 ジャムより若干手間がかかる。ジャムはそのまま煮るだけだけれど、りんごのジュレはまずりんごをレモン汁を加え水煮にして、くずれそうになったら漉すのである。そして漉した汁を測ってその重量をほぼ同量あるいは少し控えめの砂糖を入れごとごと煮る。水煮の時は皮と種も一緒に煮る、これが大事。芯の周りや種、皮にペクチンが沢山含まれているからだ。そして漉すときは絞ると濁ってしまうので、ぽとぽと落ちるのが終わるまで、半日くらいかけて漉す。レシピでは布巾で漉すとあったけど、私はザルにキッチンペーパーを敷いたものを用いた。

 しかし出来上がるまでは本当にこれがジェル状になるんだろうか?しかもゆっくり漉したのにやっぱり濁ってるし、と半信半疑だったけど、砂糖を加えアクをすくい取りながら煮てるうちに透明になった。瓶に入れるときこぼれた分が、ステンレスの台の上ですぐに冷えてぷるんとジェル状になった時はおおーっと感激した。りんご4個、800gでジャムの瓶に2杯弱できた。 

gelee_pommes1.jpg

 今回は好きなElstarやCoxといったりんごが売ってなくて、酸味が少なくてパリンとしたハニークランチというりんごで作った。どちらかというとふじに似たりんごだ。実がしっかりしてるので、水煮する時間がレシピの倍かかった。赤と黄のまだらのりんごだけど、仕上がりの色はこんな感じ。赤りんごだともっと赤くなるみたいだし、私がお店で見たのは黄色かった。今回はマイルドな味に仕上がったが、次回は酸味と香りの強いりんごで作ってみたい。

 できあがりを見極めるのが少し難しいかも。
私は前にプルーンでジュレ作ったときまだまだゆるいかな?と思ってたら煮すぎていたみたいで、冷えたら水飴状になってしまったことがある。下の画像がそれだけど、プルーン水飴って感じでこれはこれでおいしかったけどね。

DSCN1465.jpg

 ところで日本でもフランス語のコンフィチュールという呼び方が広まりつつあるらしい。つまりはジャムなんだけど、日本でコンフィチュールというとジャムとは区別されるという話も聞いたことあるけど、少しぐぐってみたけど、ちょっとその辺は不明だ。
【2011/12/16 06:27】 | 食いもん | トラックバック(0) | コメント(2) |
サロン・デュ・リーヴル モントルイユ 2011
 slprogramme.jpg
エマニュエル・ウダールのイラストが表紙のプログラム。

 皆様お元気ですか。夏以来の更新です。
 今年はモントルイユのサロン・デュ・リーヴル(児童書の見本市)のレポートするのは、もう止めようかなと思っていた。なにせ個人的に盛り下がってしまったし。

  8月に日本から戻ってきたあとは秋まで仕事が結構忙しく、10月に入ってさあて、そろそろ絵を描くぞー、とりあえず11月上旬締切のイラストコンクールから行こう。去年と同じくモントルイユのサロン・デュ・リーヴルに展示されるし、去年より目立つ場所にブースがあるらしいし。しかしテーマはサーカスかあ、描きづらいなあ。なんて手間取ってるうちに内職が舞い込み、結局それにかかりっきり。それでも締切直前の仕事はほかに回して2,3日空け、何とか絵を描こうと試みたけど、頭がお絵描きモードに切り替わらなくて断念。

  でもせめてサロン・デュ・リーヴルまでに、営業用のプレゼンをもう少しコンパクトに、しかも効果的に作り替えよう、と思っていたのだけど、別の仕事を頼まれ、すぐにちょいちょい、ってできると思ったら何度も直しが必要となり結局サロン直前まで、またかかりっきりに。あの重い原画が入ったプレゼンブック持ってくのやだし、ええい、昔の持って行こーって投げやりに。ADとのアポイントもリストチェックしてる時間なく申し込まなかったし、今年はどちらかというと絵やデザインを学ぶ学生さん優先みたいだし。

 まあこんな感じで盛り下がったのである。結局会場で一度もプレゼンブック開かなかったし。しかし盛り下がったのは私自身だけではなく、サロン・デュ・リーヴル自体も何だか活気が前ほどなくなったような‥。みんな本を読まなくなってきている?とそんな危惧を感じ、一言書きたくなってしまったのである。

 originalbag.jpg

 上はここ数年恒例となっている、無料で配布されるオリジナルバッグ。大体は初日か2日目でなくなってしまうんだけど、今年は最終日の午後にまだあった。もしかしていつも足りなくなるので沢山作ったか、また初日に来られない人も多いから分散して出したのかもしれないけど。 
 しかしブースの数は確実に減ってた感じだ。結構好みの本が多いCirconflexeなどもなかったし。何より帰りは人が駅にあふれているはずなんだが、普通の駅とそんなに変わらなかった。土曜日の夕方でさえも。
 
 これが本離れなどから来るものでなければいいんだけど。今はネットでいろいろ見られるから、わざわざ郊外まで来ないだけかもしれない。天気も悪かったし。それとも今の子供たちは電子書籍などの方に興味が行ってるのかな。でも私はやっぱり紙の本を支持したい。内容だけではなく、紙の手触りとか、匂い、それら全部ひっくるめて本なのだ。私にとってはね。人ん家行ってやっぱり眺めてしまうのは本棚だし。

 さてさて盛り下がる話はこの辺にして、上のプログラムのイラストはThierry Magnier社の看板作家エマニュエル・ウダールの新刊からであるが、最終日のサイン会で一番賑わってたのは彼女のところ。最終日はプロフェッショナルの日なので子どもの姿はほとんどなく、並んでいるのは大人ばかりであったけど、彼女のところに関しては明らかに子どものためにというのではなく、自分たちがファンという人ばかりだったように思える。かなりえぐいというか毒気のあるスタイル。本によっては対象年齢が大人、となっていたりする。私も一冊買ってみようかな?と思ったけど、結局止めた。20代の頃だったら、結構はまっていただろうな。内臓などが頻繁に描かれていたり、そのグロテスクさはどこか太田螢一画伯にも通じるものがある。

 下は今回の収穫。Le roi qui n'a rien(何もない王さま) プレゼント用。東欧テイストでちょっとノスタルジックな感じですが、絵はCharles Dutertre というフランス人の若手イラストレーターによるもの。

 今は今月末締切のコンクールに向けて準備中です。今度は盛り下がらないぞっと。

roirien.jpg


【2011/12/09 05:27】 | 絵本・イラストレーション | トラックバック(0) | コメント(2) |
| ホーム | 次ページ
プロフィール

Miel

Author:Miel
生活に追われつつも
イラスト描いてます。
怠け者なので、
ブログの更新はまめではないですが
どうぞよろしく。

カレンダー

12 | 2017/03 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。