はちみつ茶房
ミエルと申します。イラスト描き。ただいまの目標はフランスでの絵本の出版。一児あり。
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昭和は遠くになりにけり、とは言うけれど
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 子供の国語の教科書を注文した。指定の本屋さんは町の中心、昔ながらの商店街内にある。商店街って昭和の香りが漂っているところが多いが、うちの市にある商店街もかなり味がある。商店街の入口の一つはバカ通りと呼ばれる通りに面している。道幅が馬鹿広いということからそう呼ばれてたけど、この単純なネーミングが気に入ってた。今でもそう呼ばれるのか知らないが。今は真ん中に駐車場が設けられていてここに車を止める。

 まずはかつての商店街入口近くにあるお店で光速エスパー君が迎えてくれる。調べてみると光速エスパーが東芝のキャラクターだったのは昭和42年、番組放映当時です。バーババババビューンと空を行く~♪えっ、私はぁ、再放送で見たのよー。ってたって再放送がやってたのすら・・なんて言わないのっ。その後東芝のキャラクターになったサザエさんの放映開始より2年前。若い人にとってサザエさんなんてもう有史以前から放映してるような感じじゃない?いや、マンガは古くてもテレビ放映はこのシャッターが作られた頃はまだだったのです。そんな頃から町の移り変わりを見ているエスパー君。

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 よくみるとかつてなかったお店もあるようだが、新しくできたにもかかわらずちゃんと昭和の様相を保っている。
 この商店街には私が12、3歳の頃初めて大人用のワンピースを買ってもらった洋品店がある。小さいサイズだったのでピッタリで、大人用の服というのがうれしかったな。当時はこのあたりでは垢抜けた感じでブティックという方が合ってる感じだったが、今や年の流れに逆行するかのごとく、いやお店も年取っておばちゃんになったというか、いずれにしてもいにしえの洋品店になっていて昭和商店街にふさわしい外観になっていた。

tokoya.jpg

 レトロな床屋さん。


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 これはオマケ。うちの市ではなく、名古屋の中心地に近いところにある鳥獣店。ペットショップとかでなく鳥獣店というのがいいなあ、と。表に並べてある鳥かごも味がある。実は去年撮って、ここにアップするつもりだったが時間が経ってしまい、そのままになっていた。

  昭和って言ってもまだ20年ちょっとしか経ってないものね。でも移り変わりの早い日本、ほんの数十年前のものでもそのまんま残ってるとうれしくなるのである。




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【2010/07/12 23:05】 | | トラックバック(0) | コメント(8) |
サン・ミッシェル界隈

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サン・ミッシェルのウィーン風カフェ

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チョコレートケーキが豊富 料金も学生向きに良心的

 最近ちょっと忙しい。ここのところ絵もずっと描く時間が取れなくて焦り気味。Illustratorの練習も頓挫気味。
 だけど、仕事と仕事の合間にぽん、と時間が空くことはある。だからといってゆっくり腰を落ち着けて何かできると言うほどでもない。中途半端に時間ができるとカフェなんかに行ったりするのだが、最近はカフェラッテが気に入ってるのでスターバックスによく行く。今日は時間も結構あったしスタバのあるところならどこでもいいのだが、何となく好きなのでサンミッシェル通りにあるのスターバックスで時間を過ごすことにした。

 本を読んだりしてたが寝不足のせいかすぐ目が疲れ、ぼーーーっと窓の外向かいのクリュニー美術館など眺めていた。このあたりはカルチエ・ラタンと言われる学生街で地区柄学生が多く、横では机いっぱいにプリントや本を広げ熱心に読んでいる女の子が席を取っており、反対側の隣では英語やドイツ語、あと聞き覚えのない言語が聞こえてくる。当時はスタバはなかったものの、ああこの辺はこうだったなあ、とノスタルジックな思いがよぎる。もはやそのころを懐かしむほど時が経ってしまったか。でもパリでの留学経験がある人の多くにとっては思い出深い地区ではないだろうか。

 当時はちょくちょくこのあたりの小さな映画館に足を運んだ。日本の古い映画なんて日本でよりパリでの方が沢山観てたのかもしれない。
 子供ができてからは映画に行くことなんてまれで、行っても最近はロードショー館だ。そういやさっき通りがかった近くのウィーン風カフェ、前にこの界隈で友人と映画を観たあとに行ったな。あの頃ジャン・ウスタシュの特集なんてやってて見に行ってたからその帰りだったかもしれない。そこは結構有名でいつも混雑しており、その日は 写真家らしいおじいさんと相席になった。連れの人と2人だったが、その写真家風の方が私たちに合わせてくれているつもりか、当時ヒットしていた「タイタニック」のことなど話題にして話しかけてきた。帰りがけにその連れの人がこっそり彼はエドゥアール・ブバ Edouart Boubatと言う写真家なんだと教えてくれた。そこで私は初めてブバを知った。フナックに行くとドアノーやブラッサイと並んで彼の写真集が沢山並んでいた。

  なんてことつらつらと思い出していたら無性にこの近くの小さな名画座で映画を観たくなってきた。
 そう、決めた。暇になったら見逃していた古めの映画など観に行こうっと。そして帰りにそのウィーン風カフェに寄ってこよう。カフェで本読んだり、下絵描いたりと、これぞ小確幸。


【2008/03/06 21:19】 | | コメント(0) |
華やかなりし時代の面影
 さて、先週からバーゲンが始まった。バーゲンになると行くところがある。それはレ・アール北にあるレオミュール・セバストポール。ここには大手婦人服メーカーKのアウトレット店があり、普段から通常の店舗より随分安いのであるが、バーゲンになるとそれがさらに半額あるいはそれ以下になってとんでもなく安くなっていることがある。 ただ、やはりワンシーズン以上前のものなので大部分はこりゃ売れ残るよな、っていうのばかりだったり、ワンシーズンどころ一体何年前の売れ残りを出して来たのさ、ってものなんかもある。しかし当たりの時もあり、そんなときはすごく得した気分。今回はなかなかヒット。

 さて、今は衣料問屋街になっているこの界隈であるが、前から注目していたのはそれら建物の面白さ。さまざまな意匠を凝らした建物がたくさんある。現在スーパーが入っている旧フェリックス・ポタン跡を始め、かつては華やかだったであろう面影を感じさせる建物が多いのだ。

 まずは私が時々行くそのお店の建物、以前はおそらくデパートだったであろうという構えだ。気になっていたので以前タクシーで通りがかったとき年配の運転手に訊くとプレタポルテかなんかの百貨店だったということだった。今回詳しく調べてみるとやはり半世紀ほど前まで営業していたア・レオミュールというデパートであった。こういった昔のポスターやパンフレットなんか見ているとなんだか心が躍る。


(写真はすべてクリックすると拡大します。)

areaumur.jpg
ズームで撮影して初めて時計の部分に名前が入ってたことがわかった。

  そして前述のフェリックス・ポタン(Felix Potin)とは何かというと、その昔かなり繁盛した食料品店である。20世紀半ばになるとミニスーパーのチェーンとなり、その後経営者が変わってから会社が傾き始め、ギリギリ私がパリに来たばかりの頃までいくつか小さな店舗が存在していたがその後完全になくなってしまった。90年代半ばくらいのことである。倒産した直後テレビで、フェリックス・ポタンの成功と衰退、みたいな特集番組をやっていて、初めてどこにでもあるようなそのミニスーパーがかつては大きくて瀟洒な店舗を構えていたことを知った。
 下の画像が1860年に建てられたレオミュール店、大店舗の1号店である。今はスーパーのモノプリが入っている。

potinreaumur.jpg
昔のデコレーション・ケーキみたい。

2号店は20世紀に入ってからレンヌ通り建てられた。今では大型チェーンのブティックZARAが入っている(昔は確か安売り店のTATIが入っていたはず)。


potinmontp.jpg
レンヌ店。砂糖菓子のような屋根がラブリー。

こちらはサロン・ド・テの名残も留めており、最盛期の様子など想像してみたりする。テレビで見たときは写真が出てたと思うが改めて当時の店内の様子などを見てみたいと思うが、Felix Potinで検索しても出てこない。ただ、同時のポスターやらチョコレートのパッケージ、オリジナルの香水瓶なんかの画像を見ることができる。

fiveoclock.jpg
サロン・ド・テだった部分か。
THE - LUNCH - PTISSERIE - FIVE O'CLOCK
となぜか英仏語交互に書かれている。


 パリ(というかヨーロッパ)の建物で私が面白く思うのは、昔の屋号やら看板、以前入っていたお店の装飾などをそのまま残してるものが結構あることだ。いろいろと想像をかき立てられる。もともと子供の頃からデパートというものが好きなせいもあって、今回も過去に存在していたデパートをいろいろと調べたら止まらなくなってしまった。しかし意外と詳細については残ってないものだ。

 かつてパリにあったデパートのリストも見てると、オペラ通りにもAu Gagne-Petit というお店があったようだ。今はそんな形跡ないよねえ、と思ってたらモノプリオペラ店の向かいを通りがかったとき、正面玄関の右上の部分にAu Gagne-Petit の文字が刻まれている。そういえば以前、妙に立派だがこの部分は何なんだろうなあ、と見てたことがあったっけ。こちらも撮って来ました。

augagnepetit.jpg

 当時の外観はこちらで少し見ることができます。デパートと言うより大きな洋品店かな。ルーブル横の大きなアンティックショップもかつてのデパートだったところです。 

 私は歴史に関してはからきし弱く、パリに住んでるからにはそれぞれのモニュメントの歴史的背景をしっかり知っておくくらいはしなくちゃ、と思いつつおざなりになっている。どうも高校の時の年号暗記などの思い出につながっているせいかだめだ。歴史の本を前にするとパブロフの犬的条件反射で眠くなってしまうか、同じ行を行ったり来たり。

 しかしこういった街角の小さな歴史とか風俗史みたいなものになると別だ。忘れ去られてしまったもの、教科書には決して残らないだろう、その界隈のおじいさんが一番よく知っているような話、そんなのが好きだ。
 成り行きで残ってしまったもの、そんなものは積極的に過去が知りたくなる。特に閉鎖されてそのまま、当時の様子が散らかったままほこりをかぶって残っている、なんてのはなんだか分からないが結構ぞくぞくするシチュエーションなのである(ヘンですよね)。なんというか閉じられた部分に繰り広げられていた物語、時とともに何となく封じられてしまったような、そしてやがては忘れ去られていくであろうそんなものに惹かれるのかもしれない。 

 しかし、それらのものは実際成り行きで残ったものなどではないのだ。パリ市のサイトなどによると、どんなささいなもの、建物の一部であってもでも特筆すべき何かがあるところは、ちゃんと保護する対象としてリストアップしてあるそうだ。


【2008/01/11 08:40】 | | コメント(0) |
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