はちみつ茶房
ミエルと申します。イラスト描き。ただいまの目標はフランスでの絵本の出版。一児あり。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 |
サロン・デュ・リーヴル モントルイユ 2011
 slprogramme.jpg
エマニュエル・ウダールのイラストが表紙のプログラム。

 皆様お元気ですか。夏以来の更新です。
 今年はモントルイユのサロン・デュ・リーヴル(児童書の見本市)のレポートするのは、もう止めようかなと思っていた。なにせ個人的に盛り下がってしまったし。

  8月に日本から戻ってきたあとは秋まで仕事が結構忙しく、10月に入ってさあて、そろそろ絵を描くぞー、とりあえず11月上旬締切のイラストコンクールから行こう。去年と同じくモントルイユのサロン・デュ・リーヴルに展示されるし、去年より目立つ場所にブースがあるらしいし。しかしテーマはサーカスかあ、描きづらいなあ。なんて手間取ってるうちに内職が舞い込み、結局それにかかりっきり。それでも締切直前の仕事はほかに回して2,3日空け、何とか絵を描こうと試みたけど、頭がお絵描きモードに切り替わらなくて断念。

  でもせめてサロン・デュ・リーヴルまでに、営業用のプレゼンをもう少しコンパクトに、しかも効果的に作り替えよう、と思っていたのだけど、別の仕事を頼まれ、すぐにちょいちょい、ってできると思ったら何度も直しが必要となり結局サロン直前まで、またかかりっきりに。あの重い原画が入ったプレゼンブック持ってくのやだし、ええい、昔の持って行こーって投げやりに。ADとのアポイントもリストチェックしてる時間なく申し込まなかったし、今年はどちらかというと絵やデザインを学ぶ学生さん優先みたいだし。

 まあこんな感じで盛り下がったのである。結局会場で一度もプレゼンブック開かなかったし。しかし盛り下がったのは私自身だけではなく、サロン・デュ・リーヴル自体も何だか活気が前ほどなくなったような‥。みんな本を読まなくなってきている?とそんな危惧を感じ、一言書きたくなってしまったのである。

 originalbag.jpg

 上はここ数年恒例となっている、無料で配布されるオリジナルバッグ。大体は初日か2日目でなくなってしまうんだけど、今年は最終日の午後にまだあった。もしかしていつも足りなくなるので沢山作ったか、また初日に来られない人も多いから分散して出したのかもしれないけど。 
 しかしブースの数は確実に減ってた感じだ。結構好みの本が多いCirconflexeなどもなかったし。何より帰りは人が駅にあふれているはずなんだが、普通の駅とそんなに変わらなかった。土曜日の夕方でさえも。
 
 これが本離れなどから来るものでなければいいんだけど。今はネットでいろいろ見られるから、わざわざ郊外まで来ないだけかもしれない。天気も悪かったし。それとも今の子供たちは電子書籍などの方に興味が行ってるのかな。でも私はやっぱり紙の本を支持したい。内容だけではなく、紙の手触りとか、匂い、それら全部ひっくるめて本なのだ。私にとってはね。人ん家行ってやっぱり眺めてしまうのは本棚だし。

 さてさて盛り下がる話はこの辺にして、上のプログラムのイラストはThierry Magnier社の看板作家エマニュエル・ウダールの新刊からであるが、最終日のサイン会で一番賑わってたのは彼女のところ。最終日はプロフェッショナルの日なので子どもの姿はほとんどなく、並んでいるのは大人ばかりであったけど、彼女のところに関しては明らかに子どものためにというのではなく、自分たちがファンという人ばかりだったように思える。かなりえぐいというか毒気のあるスタイル。本によっては対象年齢が大人、となっていたりする。私も一冊買ってみようかな?と思ったけど、結局止めた。20代の頃だったら、結構はまっていただろうな。内臓などが頻繁に描かれていたり、そのグロテスクさはどこか太田螢一画伯にも通じるものがある。

 下は今回の収穫。Le roi qui n'a rien(何もない王さま) プレゼント用。東欧テイストでちょっとノスタルジックな感じですが、絵はCharles Dutertre というフランス人の若手イラストレーターによるもの。

 今は今月末締切のコンクールに向けて準備中です。今度は盛り下がらないぞっと。

roirien.jpg


スポンサーサイト
【2011/12/09 05:27】 | 絵本・イラストレーション | トラックバック(0) | コメント(2) |
Tip Toe二人展終了
 さてさて19年ぶりの二人展、日曜日に無事終了しました。2日目は大雨のため来場者数も少なく、その翌日は台風上陸との予報でどうなるかと思いましたが、何とかそれてくれてなかなかの賑わいとなり感激です。実際にお会いするのは20年ぶりへたすると約30年ぶりなんて方もいらっしゃって懐かしかったです。会場が一時同窓会ノリになったり。お初にお目にかかる方も大変面白い方が多くて、珍しいお話などお聞きしたりして有意義な毎日でした。

est.jpg
私のスペース、一時的に息子に乗っ取られるの図。水曜日は息子がいたのだけれど、彼も絵を描く上内気なくせに自己顕示欲はかなり強いのでこのようなことに。もちろん翌日外したけれど。

ttstacy.jpg
Stacyのスペース。彼女のブログ探検カフェにもレポートがあります。

goods.jpg
グッズのコーナー。Stacyの絵本やカードなどのほかここには写ってないけれどTip ToeオリジナルTシャツやオリジナルカードなど。Tシャツの図柄は1992年の第1回Tip Toe展のDM。

 また近々Stacyの絵本キャラクターのサイトDADA WORLD NETやギャラリーのサイトにも画像やレポートがアップされる予定です。
【2011/07/25 23:31】 | 絵本・イラストレーション | トラックバック(0) | コメント(6) |
TipToe二人展のお知らせ
 TipToe_A


 皆様いかがお過ごしですか。すっかりご無沙汰してました。
 この夏の帰省時、7月18日(月)から24日(日)まで。名古屋市東区代官町の「ヒュプノス」にて「探検カフェ」のあゆにゃん(Stacy)と二人展を行います。地図などは上のDMをクリックして下さい。このギャラリーのある日本陶磁器センターのビルも必見。昭和初期に建てられもので、階段や廊下など当時のままでとてもレトロで雰囲気あります。

 Stacyのブログを読んで頂くとわかりますが、本当に精力的に活躍してる人です。私などちんたらやってて、しかも遠隔地からの出品なので準備など任せっきりで足を引っ張ってばかりで申し訳ない。
 この二人展は2回目です。第1回目は1992年、私が渡仏する半年前です。もう19年前になるんだなあ。第3回目はパリで、って思ってますけどね。

TipToe 二人展
本のギャラリー「ヒュプノス」 AM11:00-PM7:00
名古屋市東区代官町39-18 日本陶磁器センター 2F
Tel 052-933-7660


【2011/05/24 17:15】 | 絵本・イラストレーション | トラックバック(0) | コメント(4) |
サロン・デュ・リーヴル モントルイユ 2010
standec9.jpg
Maison des Illustrateurs のブース
 
 毎年恒例モントルイユ市で開催される児童書の見本市である。今回は初めてのオープニング参加。所属しているメゾン・デ・イラストレーター(フランス語だとメゾンデジリュストラトゥールの方が近いが、わかりにくいので便宜上、ね。)開催のコンクールに出品して、ブースに作品が展示されたのでそれで招待状が来た。コンクールといっても賞があるわけではなく恐らく参加作品はほとんど展示されたのではないだろうか。以前はもう少し参加者も多くて振り落とされることもあったが(経験者は語るのだ)。

expometamo.jpg
どれが私の作品かわかるでしょうか。

 子供と一緒に行ったのだけれど、ブースに行っても始まって時間が経ってることもあり、もうすでに小グループができてそれぞれ話に華を咲かせている。ちょっと入りづらく、ほんのちょっとあいさつを交わした程度であった。

inauguration.jpg
 今年のオリジナルバッグと招待状。去年もそうだったが無料配布のこのバッグは初日でほとんどなくなってしまう。日曜日に再び子供と行ったとき「そのバッグどこにあるの?」と何人の人から聞かれたことか。私の大きなプレゼンテーションブックには誰も目をとめてくれないのに。ふん、とひがみモード。

 アートディレクターとの面談は事前に1社アポイントが取れた。地方の小さな出版社で、ネットで見る限り自分のスタイルとそうかけ離れていないと思って希望した。AD兼社長兼編集者は丁寧に見てくれ、彼が求めているものと私のスタイルには隔たりがあったが、2つほどちょっと気を引いた作品はあったようだ。それがどちらもプレゼンとして入れようか迷った末、どんなものが目に止まるかわからないからと結局入れたもの。ひとつは10年近く前の作品で最近のスタイルと違うというのが理由。もう一つはイラレでちょいちょいと描いたCGなんだけど、去年このプレゼン作ったとき、Fは作品として見なしてなかったのか抜いてしまったのだが、私は結構気に入ってたので再び入れた。そうしたら「これ結構好きだよ」と言われた。また新しい作品できたら躊躇しないでいつでも見せて、と名刺を渡された。去年見てくれたADもそうだったが、傾向としてに小さなところの方がちゃんと見てくれる気がする。

 去年と言えばアポイントが取れなくて、その分なにがなんでも現場でなんとかするぞーって熱が高まり、空きが出るの待ってその面談会場でアポイント取り付けたりブースで直接見てもらったりしたのだった。そんなハイテンションな去年とはうって変わり今年はテンション低かった。空きが出るまで粘るなんて、今年はそんな気にならなかったし、ブースで突撃、見て下さいなんて、どうして去年はできたのだろう。若かったのね、きっと(1年分)。しかしあれはホント、エネルギーいるけどね。

しかし、来年は本当に頑張らねば。
【2010/12/16 07:45】 | 絵本・イラストレーション | トラックバック(0) | コメント(2) |
サロン・デュ・リーヴルで見つけた絵本など
salonexpo.jpg

 またまたサロン・デュ・リーヴルのこと。今回で終わりです。サロン・デュ・リーヴルでは様々なイヴェントがある。サイン会 はもちろんのこと、テーマにそった展覧会やイラストの原画展、コンファレンスなど。

 日曜日、サイン会でものすごい行列が出来ているところがあった。通常は数人並んでいる程度、 誰も並んでなくて暇そうにしている作家も珍しくなく、20~30人も並べば大盛況といった感じ。ところが、そこはその数倍。日本のサイン会からすると大したことない人数かもしれないが、こちらは1人1人に一体どれだけ時間かけるんだ?っていうくらい丁寧に、 イラストをつけたサインをする。筆と絵の具をちゃんと使うことも多い。なので何十人なんて言うと気が遠くなるくらい長い時間並ばなくてはならないが、まああまり人数が多ければある程度手早くはするだろうが。

 たどってみるとクロード・ポンティという作家だ。私は初めて知ったが、60代くらいの、昔からいる作家のようなので、親子共々ファンという読者が多そうだ。でもフランスの傾向って今ひとつつかみにくいなあ。
日本でも福音館書店から出ている。訳はぐりとぐらの山脇百合子さんだ。オリジナル版日本語版とでは表紙が違うのが面白い。でもわかる。

 今年はイタリアの作家を招いて、イタリアコーナーが設けてあった。そこに見覚えがある絵を見つけた。平積みにされていた絵本の中でも最も目立っていたそれらは、 Maurizio Quarelloのものである。
 私の記念すべきフランスでの最初の仕事のは、地方で発行されている学習雑誌のためのイラストだが、そのときの表紙を飾ってたのが彼のイラストであった。

TicTac.jpg
これね。2006年4月の記事にも載せましたが。

 その表紙が素敵だったので気になって調べたら、彼のサイトが出てきた。ちょっと毒もある、独特の世界だ。今回改めてプロフィールを見てみると、2005年に最初のアルバムを出版したようで、この表紙を描いた2006年初頭はまだイラストレーターとしては新人の頃だったようだ。4年後の今は彼の絵本は何冊も出ていて、人気者のようだ。日本ではちょっと受け入れられにくいタイプかもしれないが。


  今回自分のために買った本は "Une sirene chez les hommes"。さてなんでしょう。  
小川未明の「赤いろうそくと人魚」です。訳すと『人間界の人魚』とでもなるのかな。なぜ そのまま訳さないんだろう。まあいいか。

sirene.jpg

 絵は酒井駒子さんの美しいリトグラフィー。つい最近出たばかりだ。私がそれを知ったのは、ちょっと前に小川未明はフランスで訳されているだろうか、「赤いろうそくと人魚」は?と調べたからだ。なぜ調べたかというと、 昔から好きだったこの話のイメージでイラストを描こうか、と思ってみたからだ。

 何年か前に、私がパリに出てきたばかりの頃からの知り合いで、本人も何冊か本を出しているという人に「日本の昔からある話を原作に何か描いたら」とアドバイスされたことがある。その人のロシア人の友人はやはりロシアの民話を題材に素敵な絵本を描いてるのだそうだ。しかしあくまでもオリジナルにこだわってた私は、その時はそういった方法はあまり心を動かされなかった。

 だが上に書いた私の初仕事で、原作付きの面白さというのを知った。詩につけるイラストであったが 、なかなか楽しい作業であった。 原作付きというのは自分が考えつかないモチーフが入ってきたりして結構興味深いということがわかった。
その後も実現しなかったが、コラボしませんか?と言う話(素人の方だけど)が来て、各場面を頭の中で練ったときもそれを感じた。

 それでそんなことを考えてみたりしたのだが、いやはや描かなくてよかった、とこの本を見て思った。酒井駒子さんの絵があまりにも素晴らしかったからだ。もともとは買うつもりでなく、上記のようないきさつがあったのでちょっと中を見てみるだけのつもりだった。Ecole des loisirs刊なので同社のスタンドに行ってざっと探してみたが見あたらなかったので、奥で同僚とおしゃべりに興じていた若い販売員に聞いた。 ウェーブのかかった長い黒髪とうるうるの瞳がきれいな娘さんで彼女自身そのまま人魚になってもおかしくないという感じだが、タイトルを聞くなりパアア、と顔を輝かせた。「すっごく美しいお話よね!」と興奮気味に置いてある場所を教えてくれた。心底気に入ってるようで、私も子供の頃とても好きだった話なので、うれしくなって買ってしまった。

 あと、この夏 日本で見かけて結局買い損ねたスウェーデンの作家の絵本があったら買いたいと思っていた。しかし、名前とタイトルを失念してしまって、内容を思い出してgoogleで検索したけどとうとう見つけることが出来なかった。サロン・デュ・リーヴル終了後に (某巨大掲示板の絵本板のスレで聞いて )やっとわかった。ローラ・ユンクヴィスト「せんをたどって」だった。フランスでもCirconflexe刊でこの夏出たばかりと知ったが、Circonflexeってここのスタンド、 私 プレゼンブック持って ウロウロしてたのに気づかなかったー。



【2009/12/21 06:00】 | 絵本・イラストレーション | トラックバック(0) | コメント(0) |
| ホーム | 次ページ
プロフィール

Miel

Author:Miel
生活に追われつつも
イラスト描いてます。
怠け者なので、
ブログの更新はまめではないですが
どうぞよろしく。

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。