はちみつ茶房
ミエルと申します。イラスト描き。ただいまの目標はフランスでの絵本の出版。一児あり。
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りんごのジュレ
gelee_pommes3.jpg

りんごのジュレを作ってみた。 うまくいったのでアップしたくなった。Facebookにも貼ったので、どちらも見てる人たち、くどくてごめん。

 日本ではいちごジャムの次に一般的なりんごジャム、なぜかフランスではほとんど見ない。スーパーにも売ってないし。ジャムフェアで産地直送の専門店に出てたのを見たことはあるのであるにはあるようだが、コンポートの方がずっとメジャーだ。コンポートは冷蔵庫のコーナーにいっぱい売っている。そして、りんごジャムよりはりんごのジュレの方が知られている。パリのスーパーでは見かけないが、ノルマンディの食料品店にプレーンのもの、カルバドス入りのものなどが売っていた。

 秋にさしかかった頃、子どもがアプリコットを大量に買ってもらったのだが、食べきれないうちに痛み始めたのでジャムにしてみた。ジャムは毎朝食べてるが、自分で作ろうと思ったことはあまりなく、その時ももったいないのでジャムにしてみただけなのだがこれが思いのほかおいしくできた。 すぐに食べきってしまい、また新たに作ろうと思ったらもうアプリコットは終わってしまったが、結構簡単にできるじゃない、とその後ジャム作りにちょっと凝った。しかし、うっかりしてると時々焦がしたり、煮詰めすぎたりで失敗することもあったが。

 そして、子どもが急にりんごのタルトが好きになってからしばらく数日おきくらいにタルトを作ってたのだけど、りんごの山を見ながら、よっしゃ今度はりんごのジュレに挑戦だ、というわけで作ってみた。
 ジャムより若干手間がかかる。ジャムはそのまま煮るだけだけれど、りんごのジュレはまずりんごをレモン汁を加え水煮にして、くずれそうになったら漉すのである。そして漉した汁を測ってその重量をほぼ同量あるいは少し控えめの砂糖を入れごとごと煮る。水煮の時は皮と種も一緒に煮る、これが大事。芯の周りや種、皮にペクチンが沢山含まれているからだ。そして漉すときは絞ると濁ってしまうので、ぽとぽと落ちるのが終わるまで、半日くらいかけて漉す。レシピでは布巾で漉すとあったけど、私はザルにキッチンペーパーを敷いたものを用いた。

 しかし出来上がるまでは本当にこれがジェル状になるんだろうか?しかもゆっくり漉したのにやっぱり濁ってるし、と半信半疑だったけど、砂糖を加えアクをすくい取りながら煮てるうちに透明になった。瓶に入れるときこぼれた分が、ステンレスの台の上ですぐに冷えてぷるんとジェル状になった時はおおーっと感激した。りんご4個、800gでジャムの瓶に2杯弱できた。 

gelee_pommes1.jpg

 今回は好きなElstarやCoxといったりんごが売ってなくて、酸味が少なくてパリンとしたハニークランチというりんごで作った。どちらかというとふじに似たりんごだ。実がしっかりしてるので、水煮する時間がレシピの倍かかった。赤と黄のまだらのりんごだけど、仕上がりの色はこんな感じ。赤りんごだともっと赤くなるみたいだし、私がお店で見たのは黄色かった。今回はマイルドな味に仕上がったが、次回は酸味と香りの強いりんごで作ってみたい。

 できあがりを見極めるのが少し難しいかも。
私は前にプルーンでジュレ作ったときまだまだゆるいかな?と思ってたら煮すぎていたみたいで、冷えたら水飴状になってしまったことがある。下の画像がそれだけど、プルーン水飴って感じでこれはこれでおいしかったけどね。

DSCN1465.jpg

 ところで日本でもフランス語のコンフィチュールという呼び方が広まりつつあるらしい。つまりはジャムなんだけど、日本でコンフィチュールというとジャムとは区別されるという話も聞いたことあるけど、少しぐぐってみたけど、ちょっとその辺は不明だ。
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【2011/12/16 06:27】 | 食いもん | トラックバック(0) | コメント(2) |
サロン・デュ・リーヴル モントルイユ 2011
 slprogramme.jpg
エマニュエル・ウダールのイラストが表紙のプログラム。

 皆様お元気ですか。夏以来の更新です。
 今年はモントルイユのサロン・デュ・リーヴル(児童書の見本市)のレポートするのは、もう止めようかなと思っていた。なにせ個人的に盛り下がってしまったし。

  8月に日本から戻ってきたあとは秋まで仕事が結構忙しく、10月に入ってさあて、そろそろ絵を描くぞー、とりあえず11月上旬締切のイラストコンクールから行こう。去年と同じくモントルイユのサロン・デュ・リーヴルに展示されるし、去年より目立つ場所にブースがあるらしいし。しかしテーマはサーカスかあ、描きづらいなあ。なんて手間取ってるうちに内職が舞い込み、結局それにかかりっきり。それでも締切直前の仕事はほかに回して2,3日空け、何とか絵を描こうと試みたけど、頭がお絵描きモードに切り替わらなくて断念。

  でもせめてサロン・デュ・リーヴルまでに、営業用のプレゼンをもう少しコンパクトに、しかも効果的に作り替えよう、と思っていたのだけど、別の仕事を頼まれ、すぐにちょいちょい、ってできると思ったら何度も直しが必要となり結局サロン直前まで、またかかりっきりに。あの重い原画が入ったプレゼンブック持ってくのやだし、ええい、昔の持って行こーって投げやりに。ADとのアポイントもリストチェックしてる時間なく申し込まなかったし、今年はどちらかというと絵やデザインを学ぶ学生さん優先みたいだし。

 まあこんな感じで盛り下がったのである。結局会場で一度もプレゼンブック開かなかったし。しかし盛り下がったのは私自身だけではなく、サロン・デュ・リーヴル自体も何だか活気が前ほどなくなったような‥。みんな本を読まなくなってきている?とそんな危惧を感じ、一言書きたくなってしまったのである。

 originalbag.jpg

 上はここ数年恒例となっている、無料で配布されるオリジナルバッグ。大体は初日か2日目でなくなってしまうんだけど、今年は最終日の午後にまだあった。もしかしていつも足りなくなるので沢山作ったか、また初日に来られない人も多いから分散して出したのかもしれないけど。 
 しかしブースの数は確実に減ってた感じだ。結構好みの本が多いCirconflexeなどもなかったし。何より帰りは人が駅にあふれているはずなんだが、普通の駅とそんなに変わらなかった。土曜日の夕方でさえも。
 
 これが本離れなどから来るものでなければいいんだけど。今はネットでいろいろ見られるから、わざわざ郊外まで来ないだけかもしれない。天気も悪かったし。それとも今の子供たちは電子書籍などの方に興味が行ってるのかな。でも私はやっぱり紙の本を支持したい。内容だけではなく、紙の手触りとか、匂い、それら全部ひっくるめて本なのだ。私にとってはね。人ん家行ってやっぱり眺めてしまうのは本棚だし。

 さてさて盛り下がる話はこの辺にして、上のプログラムのイラストはThierry Magnier社の看板作家エマニュエル・ウダールの新刊からであるが、最終日のサイン会で一番賑わってたのは彼女のところ。最終日はプロフェッショナルの日なので子どもの姿はほとんどなく、並んでいるのは大人ばかりであったけど、彼女のところに関しては明らかに子どものためにというのではなく、自分たちがファンという人ばかりだったように思える。かなりえぐいというか毒気のあるスタイル。本によっては対象年齢が大人、となっていたりする。私も一冊買ってみようかな?と思ったけど、結局止めた。20代の頃だったら、結構はまっていただろうな。内臓などが頻繁に描かれていたり、そのグロテスクさはどこか太田螢一画伯にも通じるものがある。

 下は今回の収穫。Le roi qui n'a rien(何もない王さま) プレゼント用。東欧テイストでちょっとノスタルジックな感じですが、絵はCharles Dutertre というフランス人の若手イラストレーターによるもの。

 今は今月末締切のコンクールに向けて準備中です。今度は盛り下がらないぞっと。

roirien.jpg


【2011/12/09 05:27】 | 絵本・イラストレーション | トラックバック(0) | コメント(2) |
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